イチロー氏と対戦の智弁和歌山教職員 吹奏楽部OB「ジョックロック」も演奏

 今年3月に現役を引退し、米大リーグ・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(46)が1日、友人らと結成した草野球チーム「KOBE CHIBEN」の「9番・投手」として、神戸市のほっともっとフィールド神戸に登場。念願の草野球デビューを果たした。

 対戦相手は智弁和歌山中高の教職員約20人で結成した「和歌山智弁」。藤田清司理事長(65)が背番号51をつけて、監督兼DHで出場した。

 バックネット裏には同校の吹奏楽部、チアリーダー、応援団などのOB約150人が集結、智弁の赤と、イチロー氏のチームの青に分かれて、甲子園さながらの大パフォーマンスを披露。「魔曲」と呼ばれる「ジョックロック」がイチローの打席で演奏されるなど、試合を盛り上げた。

 イチロー氏が昨秋、同球場で近畿高校野球秋季大会を観戦。大敗したものの、最後まで応援をやりきる姿に感動し「自分もここで練習をしているし、応援曲を聴きながら練習したい」と熱望。生徒たちからオリジナルの応援曲がプレゼントされたという。

 11月には学校を訪問したイチロー氏の前で生演奏が贈られ、交流が本格スタート。自身の友人たちと結成した草野球チームの初陣の相手として、同校に試合を申し込み、試合開催が実現した。

 藤田氏は試合前に一塁側ベンチを表敬訪問。イチロー氏から「『僕の夢がかないました』と言うてくれました」とあいさつを受けたという。教職員チームのまとまった練習は2回のみ。「ボロボロやと思います」と劣勢は覚悟して試合に臨んだ。

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