清原氏が球界復帰に意欲 ワールドトライアウト“監督初陣”神宮に感無量

 西武や巨人などでプレーした清原和博氏(52)が30日、神宮球場で開催された「ワールド・トライアウト2019」に参加。今回のイベントで“監督デビュー”を果たした同氏は、球界復帰への強い意欲を示した。

 西武時代の背番号3を背負った元気な姿に約2500人集まったスタンドから「お帰り~」の声が上がった。NPB球団を戦力外となった選手らが参加したトライアウトで指揮を執った清原氏は、ベンチで白い歯を何度も見せた。イベント後、2回無失点の元西武・高木勇人投手をMVPに指名し「一番良かった」と目を細めた。

 16年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、同5月に懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。再スタートとなった場所が、巨人時代の04年に2000安打を達成した神宮だったこともあり、「特別な思いがあります」と感極まった。

 球界復帰への思いも強まった。「自分ではそういう気持ちで進んでいきますけど。まだまだ薬物依存の治療もありますし。まだ執行猶予も明けてませんし」と言葉を選んだが、会見では目を真っ赤にして涙を浮かべた。

 「事件を起こしてグラウンドに帰ってきた」。道のりが険しいことは分かっている。「地道な努力をしていかないと」。一歩一歩、足元を見つめながら進んでいく。

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