日本ハム・西川遥輝外野手（２７）が２７日、来オフにもポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦する意向を示した。吉村ＧＭは来季の成績やチーム状況を考えた上で容認の可否を判断するとし、現時点では「決まっていない」と説明。圧倒的な活躍でチームを４年ぶりの日本一奪還に導き、夢をかなえる。

　２年契約の２年目となる来季へ、札幌市の球団事務所で現状維持の年俸２億円で契約を更改した西川は「夢ですから」と晴れ晴れとした表情で語った。「一番は翔平（大谷）の存在ですかね」と元同僚で近い存在だったエンゼルス・大谷の姿に刺激を受けた。球団には日本一になった１６年オフからメジャーへの思いを伝えてきた。

　米移籍を目指すＤｅＮＡ・筒香、西武・秋山にも相談。順調にいけば、再来年のシーズン中にも海外ＦＡ権を取得できる見通しだが「早くいきたいです」と迷いはない。今季は１４２試合に出場して打率・２８８、５本塁打、４１打点。「納得できる成績ではない」と振り返る一年を糧に、勝負の来季を迎える。

　中田からキャプテンを受け継ぐことも決まり、球団には年間３０本塁打以上を打てる助っ人獲得を要望した。「より一層気を引き締めていきたい」。東京五輪も控えるプロ１０年目のシーズン。日本一を成し遂げ、海を渡る。（金額は推定）