オリックス・西村徳文監督（５９）が２５日、兵庫県三田市内のホテルで開かれた球団納会に出席。厳闘キャンプを予告するとともに、来春キャンプの第３クールまでの練習メニューを全選手に配布する異例の措置を執った。

　会の冒頭、壇上に立つと「今までと同じことをやっていたら同じ結果しか出ない。自分も含めて、一人一人がどれだけ変われるか。それができなければパ・リーグの中で勝っていくのは厳しい。２月１日のキャンプインには１００％動ける体は当然。それができていない選手はファームに行ってもらう」と強い口調でスピーチすると会場は静まり返った。

　５年連続Ｂクラス、３年ぶりの最下位。指揮官が選手に求めたのは“変化”だった。

　「悔しいなら選手もやるはず。来年は開幕（３月２０日）も早いし、紅白戦も（２月）９日に予定している。メニューを渡した方が選手もやりやすいと思うからね」

　メニューを見た選手会長の若月は「キャンプに入りやすいですね」と意欲を示した。異例の措置で長期低迷からの脱却を図る。