楽天を戦力外となり、今季限りでの引退を決めた戸村健次投手（３２）、西宮悠介投手（２８）が２４日、楽天生命パーク宮城で開催されたファン感謝祭に参加。ファンの前で引退セレモニーを行った。

　西宮は「今季で引退することを決めました。球場まで足を運んで応援していただいたファンのみなさま、本当に感謝しております。プロ野球選手として多くのことを学ばせてもらった。この経験は今後僕にとって大きな財産となると思います」とあいさつした。

　戸村は「楽天に高い評価をいただいて入ってきたが、ファンのみなさまに喜んでもらえる試合を数多く見せられず、悔しい思いです。私は東北が、宮城が、仙台が大好きです」と温かい声援を送ったくれたファンへ感謝の思いを述べた。

　最後は両選手ともにチームメートから胴上げをされ、第二の人生へと送り出された。

　戸村は０９年のドラフト１位で入団。通算１０７試合、１７勝２５敗１ホールド、防御率４・３５。西宮は１３年ドラフト５位で入団。通算１１７試合、９勝１敗５ホールド、防御率４・６０だった。戸村、西宮ともに来季からはチームの打撃投手を務めることになった。