巨人・山口の穴、埋めるのは?原監督は「大きな投手を育てる」若手に逸材も

 巨人・山口俊投手が18日、都内ホテルで会見を開き、ポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指すことを正式に表明した。会見には原辰徳監督や今村司社長も同席し、球団として初めて制度利用を容認した。

 今季、15勝を挙げてリーグ優勝に貢献した大黒柱。原監督は夏頃から山口と話し合いの場を設け、「ジャイアンツの監督として、戦力として当然欠かせない」と慰留に努めたという。だが、山口には16年オフにFAで入団した際、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦できる権利が契約に含まれており、最終的には新たな挑戦を選択した。

 球団側は本人の意向を尊重した形だが、戦力ダウンは必至。原監督は「監督としては大きな戦力を失ったという点は残念」と、本音も述べた。今季は5年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、先発のコマは不足。今オフは楽天からFA宣言した美馬の獲得も不発に終わっており、山口の穴を埋めるのは容易ではない状況だ。

 新外国人の補強も進める方針だが、リーグ連覇にはエース菅野、メルセデスに続く存在が必要不可欠となる。ただ、巨人には今季シーズン終盤に台頭した戸郷やプエルトリコのウインターリーグに派遣されている古川や高田ら逸材もいる。原監督は「その(山口)俊を補うべく、さらに大きな選手、大きな投手を育てるべく戦って参りたいと思っています」と、育成に主眼を置く考えも示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス