侍・高橋 六回2死までパーフェクト 見タカ!幻惑のサブマリン

 「プレミア12・1次ラウンド、日本4-0プエルトリコ」(6日、桃園国際野球場)

 日本はプエルトリコを完封で下し、2連勝を飾った。先発の高橋礼投手(24)が六回2死までパーフェクトに抑える圧巻の投球を演じた。同組の台湾がベネズエラに勝ったため日本の2次ラウンド進出も決定。1次ラウンド最終戦となる7日はトップ通過を懸けて台湾と対戦する。

 持ち味のテンポの良さを存分に発揮した。高橋礼が五回まで、わずか51球で完全投球。六回2死から四球を与え、続く打者に初安打を許したが、最後はスライダーで空振り三振。「一瞬で雰囲気は変わってしまうし、失点してしまうと4点返されるかもと思った」。圧巻の6回1安打無失点でマウンドを降りた。

 初回、3者続けて直球勝負で内野ゴロに仕留めると自信がみなぎった。直球が浮く特長を生かし、高低差を生かした。「真っすぐを狙っていても、打球が上がらない日だと思った」。18個のアウトのうち内野ゴロが14個とゴロの山を築かせた。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、プレミア12、五輪(プロ選手参加が認められた2000年シドニー以降)で、アンダースローで勝利を挙げたのは渡辺、牧田に次いで3人目だが、先発での勝利は初の快挙。プエルトリコのゴンサレス監督も「プエルトリコではほぼ見たことがないスタイルの投手。変化球もストライクゾーンの両端に投げ分けていたし、なかなか打てなかった」と脱帽した。

 岸が発熱したため巡ってきた先発のマウンドで24歳のサブマリンが期待に応えた。「緩急と高低差を使い、改めて素晴らしい投手だと思った。(六回は)四球と安打が出たが、シーズンなら続投だと思う」と抜てきした稲葉監督も絶賛。2連勝で決めた2次ラウンドでも、先発を任される可能性が極めて高い。日本を世界一へ導く。

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