侍・稲葉監督「コツコツ」足&小技で守り勝つ!4番・誠也以外は白紙

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(47)が4日、国際大会「プレミア12」の初戦・ベネズエラ戦を翌日に控え、台中市内のホテルで記者会見に臨んだ。B組で対戦するベネズエラ、プエルトリコ、台湾の監督とともに壇上へ上がった指揮官は「機動力を使った攻撃をしていく」と決意を込めた。小技と足を使って、コツコツと世界一への扉を開く。

 いよいよ世界一を目指す戦いが始まる。1次ラウンドB組の監督が集まっての共同会見。ライバルの監督3人が時折、笑顔を見せるのとは対象的に、稲葉監督は終始、決然とした表情で前方を見据えた。司会者から日本の強みを聞かれ、よどみない口調で即答した。

 「日本チームの強みは、やはり守備、機動力。投手を中心に守りを固め、機動力を使った攻撃をしていきます」

 合宿中から「国際大会では長打はそんなに出るものではない」と口にしてきた指揮官。走者をバントなどで送り、ワンヒットでかえす野球を基本形とする。「やはりコツコツ点を取っていく野球をやっていこうと思っている」。日本のストロングポイントを前面に出し、戦っていく。

 打順については「今夜、じっくり考えて決めます」と4番・鈴木以外については現時点で白紙とした。その上で、初戦のポイントに挙げたのは先制点。「緊張感のある中で、先制点というのはリラックスできる要素となる」。序盤で主導権を奪える並びをギリギリまで模索していく。

 この日は7日・台湾戦の舞台となる台中インターコンチネンタル球場でナイター練習。打撃練習の後にシートノックを取り入れ、照明の明るさなどを確認し、最終調整を終えた。トップチームを率いて初めて臨む国際大会。「今回はとにかく全員で結束力を持って世界一を狙います」。頂点への思いだけを胸に、前へ進む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス