楽天・三木監督、改革スタート レポート提出、コーチの意識まで
秋季キャンプ地の岡山・倉敷市へと移動した楽天・三木肇新監督(42)が29日、キャンプ初日を前に約2時間に及ぶ全体ミーティングを開いた。選手に自身の課題を記したレポートを提出させるなど、三木流の改革が動き出した。
テーマは自主性だ。三木監督は「個々でレポートを書いてもらった。文字に起こすことによって、自分で気付けることもある」と説明。自らの課題を明確にし、自らが考えて課題克服に取り組む意識を植え付ける。それが狙いの一つだ。
さらに意識改革はコーチ陣にも及ぶ。キャンプ2日目からアーリーワークを取り入れる予定だが、選手が取り組む練習メニューの作成は各コーチに委ねられた。
「コーチに目いっぱい仕事をしてもらいたい。僕はどんな練習をやるか分からないんですよ」。選手だけでなく、その思いに応える術(すべ)をコーチも全力で考える。常勝軍団の礎を築く新指揮官の挑戦が始まった。