山梨学院が接戦を制す 桐生第一を破り26年ぶり決勝進出

 「秋季高校野球関東大会・準決勝、山梨学院6-5桐生第一」(26日、上毛新聞敷島球場)

 山梨学院(山梨1位)が接戦を制した。4-5の九回に外川温大外野手(2年)が決勝の2点適時内野安打。山梨学院大付時代の1993年以来26年ぶりとなる決勝進出を決めた。

 シーソーゲームに粘り勝ちした。1点ビハインドの九回2死二、三塁で打席には外川。「チャンスだと気が楽に、打てる気がする」と凡退すれば試合終了の場面でも落ち着いていた。

 外角のチェンジアップに食らいつくと、打球は二遊間へと転がった。二塁手のグラブをはじいた隙に、三走のみならず二走も生還。一気に試合をひっくり返し、一塁ベース場で何度もガッツポーズした。

 この日は決勝打を含め、4安打4打点と大当たりだった。吉田洸二監督も「予選(秋季群馬大会)のときからラッキーボーイだったので」と活躍を称賛。外川は好結果にもおごらず、「神宮大会に行きたい」と27日の高崎健康福祉大との決勝を見据えた。

 桐生第一(群馬1位)は勝利まであと1アウトとしながら暗転した。健大高崎との大会史上初めての決勝での“群馬対決”は実現せず。エース左腕の宮下宝投手(2年)は「粘り切ることができなくて悔しいです」と唇をかんだ。

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