ヤクルト・ドラ2吉田 152キロ連発7K!自己最速更新で即戦力の片りん見せた
「首都大学リーグ、日体大5-3武蔵大」(19日、バッティングパレス相石ひらつか)
ヤクルトにドラフト2位指名された吉田大喜投手(22)=日体大=が19日、首都大学リーグの武蔵大戦に先発し、自己最速を1キロ更新する152キロを連発した。七回に逆転3ランを浴びて降板したが、5者連続を含む7三振を奪い、即戦力の片りんを示した。
「調子はよかった。(指名が)決まって安心して試合に入れた」との言葉通り、六回まで2安打無失点。要所ではギアを上げて150キロ台の直球を投じ、140キロ超のスプリットで相手の4番に空を切らせた。チームは九回に逆転して勝利。「甘く入った直球は(被弾の)1球だけ。いい勉強になりました」と苦笑いで反省した。
身長175センチでもボールは迫力十分。視察したヤクルトの橿渕スカウトグループデスクは「完成度が高くてキレもある。ライアンみたいなイメージで入ってくれれば」と、同じタイプで新人王に輝いた小川ばりの活躍を期待する。「ローテに入って2桁勝てるように」と吉田。今季12球団ワースト防御率からの巻き返しへ、楽しみな右腕が加わる。