ヤクルト館山&畠山が引退会見 引退試合は21日中日戦で
今季限りで現役を引退するヤクルト・館山昌平投手(38)と畠山和洋内野手(37)が13日、東京都内の球団事務所で会見を行った。
09年に最多勝に輝くなど通算85勝の館山は、今季は1試合の登板にとどまり引退を決断。3度の右肘じん帯再建手術など、故障と戦い続けた17年間だったが「無理をしたから、今に全部がつながっている。同じ野球人生を繰り返したいと思う。一切の後悔はない」と、穏やかな笑みを浮かべた。“松坂世代”の一員として奮闘し「みんなが現役を退いた時に、答え合わせができたらいいかな」と、感慨をにじませた。
優勝した15年で打点王に輝いた畠山は、下半身のコンディション不良で今季は1軍出場がなかった。「体が自分に無理と訴えかけてきた。本当に幸せな野球人生だった」とすっきりとした表情。「練習嫌いとして有名な部分はあった。まじめにやった自分を見てみたい」と笑顔を見せた。
2人とも今後は指導者に意欲を見せた。21日の中日戦(神宮)が引退試合となり、ファンに別れを告げる。