夏覇者・履正社30点圧勝発進 元阪神・関本Jr.2発11打点

 「秋季高校野球・大阪大会・1回戦、履正社30-0八尾北」(7日、豊中ローズ球場)

 今夏甲子園王者の履正社が新チームの公式戦初戦となる大阪大会1回戦に臨み、八尾北を30-0の五回コールドで下した。元阪神の関本賢太郎氏の長男で主将の関本勇輔捕手(2年)は「5番・捕手」で出場し、2本塁打を含む4安打11打点。来春のセンバツ出場へ好スタートを切った。

 初回、2点を先制し、なお無死一、二塁で、関本が右中間に豪快な3ラン。さらに打者一巡の猛攻で8-0となり、2死満塁で巡ってきたこの回2回目の打席では走者一掃の右越え三塁打を放った。

 二回にも2ランを浴びせるなど一人で11打点の大活躍。「(点差が開いても)集中力は切れなかった。後ろにつなぐという気持ちが出ていたと思う」。チームは15安打で30得点。星稜・奥川を打ち崩した強力打線は、新チームでも健在だ。

 「日本一のプレッシャーはもちろん覚悟しています。自分たちの野球ができるように、一人も違う方向を向かないように、しっかり引っ張っていきたい」。頂点の景色を見せてくれた先輩たちの思いを受け継ぎ、大きく成長してみせる。

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