「ヤクルト５－２巨人」（６日、神宮球場）

　巨人は好機で一本が出ず、今季２度目の６連敗を喫した。

　阪神、中日、ヤクルトと敗戦はすべてＢクラスのチームが相手と、痛い取りこぼしが続く。原監督は「１点、１点だもんね」と表情を曇らせ「風を変えないとね。みんなの力で変えていかないと」と奮起を促した。

　丸を３番、坂本勇を３番に据えるなど、打線を改造。２点を追う四回には４連打で１点をかえし、なお無死満塁としたが、増田大が中飛、小林が併殺打で逸機。七回は１死一、三塁としたが、丸、坂本勇が倒れ、流れをつかめなかった。

　順風に見えたＶロードだったが、土壇場で逆風にさらされている。２位・ＤｅＮＡも敗れ、２・５差は変わらず。「誰がどうとかこうとかということはね、まあ言うべきではないでしょうね」。トンネル脱出へ指揮官はナインの底力を信じた。