DeNA・今永、山口に投げ勝ち12勝目並んだ 首位Gと6差も左腕「もう一波乱」

 「巨人0-3DeNA」(25日、東京ドーム)

 ハマのエースが雪辱を果たした。毎回の8奪三振を奪って6回を2安打無失点。DeNA・今永が入団2年目だった2017年の11勝を上回るキャリアハイの12勝を挙げ、最多勝などを争う巨人・山口との投げ合いを制した。

 「ジャイアンツにも、(山口)俊さんの投球にも前回やられてしまっていたので、勝ちたいと思っていた」

 登板前のブルペンでは後半戦で最も調子が良くなかったが、戸柱から「上体をあおるのではなく、下半身を使って行け」。女房役からのアドバイスがエースを助けた。

 序盤から140キロ台後半の直球で押し込んだ。圧巻は好調ゲレーロとの対決。二回は4球すべて直球を投じ見逃し三振。四回2死一、二塁のピンチでは、147キロの直球で空振り三振に仕留めた。

 ラミレス監督も「ファイティングスピリットを前面に出してくれたね」と称賛した力投。12勝で山口に並んだほか、防御率2・38、155奪三振もトップ。巨人とのゲーム差は6あるが、左腕は「もう一波乱、僕らが起こさないといけない」と目をぎらつかせた。

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