オリックス・山岡 3年目で初の2桁勝利!3位楽天と2・5差
「オリックス6-4日本ハム」(23日、京セラドーム大阪)
何度もピンチを迎えても粘った。これこそがエースに求められる投球。オリックス・山岡が6回9安打ながら2失点にまとめ、打線の援護もあり3年目で初の2桁勝利を挙げた。
「納得はできないけど、なんとか粘ろうと思って投げた。シーズン前から貯金を作りたいと思って臨んだ。2桁はすごくうれしい」
ここ4試合連続で4失点以上。中8日の間隔をもらい舞洲で2軍のコーチ陣に助言をもらい投球フォームを見つめ直した。
10勝3敗で勝率・769はパ・トップ。勝率第一位投手賞の条件である13勝を挙げれば初のタイトルも見えてくる。
「順番としてはチームが勝つこと。その上で勝ち星とか最高勝率が付いてくれたら」
投手キャプテンに指名し、開幕投手も託した西村監督は「みんなを引っ張って行ってくれている」とエースの称号を与えた。
2016年にオリックスからドラフト1位指名された際に当時の福良監督から「金子、西じゃない。お前が3年でこのチームを変えてくれ」とのメッセージを受けた。その期待に結果で応えた。
もちろんここで終わりでない。3位・楽天まで再び2・5ゲーム差。ヒーローインタビューで右腕は「チームがCSに行って日本一になるために頑張るだけ。勝てるだけ勝ちたい」と宣言した。