星稜・奥川 雪辱に燃える履正社から「圧を感じました」

 泣きながら閉会式へ向かう星稜・奥川(撮影・吉澤敬太)
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 「全国高校野球選手権・決勝、履正社5-3星稜」(22日、甲子園球場)

 星稜(石川)は相手を上回る13安打を放ちながらつながりを欠き、履正社(大阪)に振り切られた。エース奥川恭伸投手(3年)は9回を5失点完投し、11安打を浴びながらも粘り強いピッチングを見せたが、履正社打線を封じ込むことはできなかった。試合後、取材を受けた後にベンチに戻った際には涙を見せた。

 今春のセンバツで完封した履正社打線は“打倒・奥川”を掲げて立ち向かってきた。試合後、履正社打線について「圧を感じました。負けを認めて次のステージで頑張りたい」と振り返った。

 奥川は初戦(1回戦)の旭川大高戦で94球の完封勝利。立命館宇治との2回戦は3番手の救援登板で2回1/3を無失点、39球。3回戦の智弁和歌山戦は激闘となり14回を1失点(自責0)で完投、165球を投げた。準々決勝の仙台育英戦は登板がなく、準決勝は7回無失点で87球。休養日や温存された試合を挟みながら、準決勝までで385球を投げていた。

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