明石商が夏初勝利、2年生コンビが躍動!中森が完投、来田は2安打 V打は重宮

 8回、重宮は右前に勝ち越し適時安打を放つ(撮影・佐藤厚)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、明石商4-3花咲徳栄」(11日、甲子園球場)

 明石商(兵庫)が中森俊介投手&来田涼斗外野手の2年生コンビの活躍で接戦を制し、夏の甲子園初勝利を挙げた。

 3-3の七回、来田の二塁打から、犠打に相手の失策も絡んで無死一、三塁をつくると、主将の重宮涼内野手(3年)が右前適時打を放った。最後は中森が花咲徳栄(埼玉)の反撃を断った。

 先制こそ許したが、中盤以降は苦しい展開でも試合の主導権を譲らなかった。0-1の五回、2死走者なしから、来田が中前打で出塁。続く水上桂捕手(3年)がバックスクリーンへの大会第13号2ランを放った。2-2の同点とされた六回には2死一、三塁で河野光輝内野手(3年)が右前適時打で再びリードを奪った。

 この試合2安打の来田とともに2年生ながらプロ注目のエース・中森は初回、2死走者なしで3番・韮沢への4球目に147キロの速球を投げ込み、空振り三振に仕留めた。四回に押し出し四球で先制点を許し、援護を受けてからも相手打線に食らいつかれたが、粘り強く投げ抜いた。

 花咲徳栄は2-3の七回、1死走者なしから菅原謙伸捕手(3年)が左翼へ大会第14号ソロを放ち同点に追いついたが、七回に三度突き放された。

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