神村学園5番・田中大“闘牛パワー”で2打点 一回に鼻血治療も「勝ったからいい」
「全国高校野球選手権・1回戦、神村学園7-2佐賀北」(6日、甲子園球場)
1回戦3試合が行われ、神村学園(鹿児島)は5番・田中大陸外野手(2年)が初回のスクイズ、二回の適時二塁打で2打点と活躍し、佐賀北(佐賀)を7-2で下した。
神村学園の5番・田中大が奮闘した。「日頃の練習の成果が出た」と胸を張ったのは一回に決めたセーフティースクイズ。さらに二回には適時二塁打。次打者の三ゴロの際に三塁手とぶつかり(記録は守備妨害)、鼻から出血して治療を受けた。「めちゃくちゃ痛いし、恥ずかしかったけど勝ったからいいです」と笑った。
徳之島の実家には闘牛用の牛が3頭いる。「僕が散歩もさせていました」と近所の砂浜まで何度も引っ張ったという。「たまに牛のように突っ込んでいくんですよ。僕はそういうのが好きなので、彼を5番に置いています」と小田大介監督(36)。前進あるのみの“闘牛パワー”で生んだ2打点が、チームに2年ぶりの甲子園での白星をもたらした。