神村学園 2年生エースの田中瞬が131球熱投 初回は打球を体で止めピンチしのぐ

力投する先発投手の神村学園・田中瞬太朗=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、神村学園7-2佐賀北」(6日、甲子園球場)

 神村学園が試合巧者ぶりを発揮し、佐賀北との”九州対決”に快勝した。

 初回が明暗を分けたかもしれない。いきなり四球と送りバントで1死二塁のピンチを招いたが、続く打者の、投手への強烈な打球をエースの田中瞬太朗が体で止め、それをカバーした松尾将太捕手が一塁へ素早く送球。その間にホームを狙った走者も田本涼一塁手の正確な送球で併殺を完成させた。一方、直後には佐賀北が失策で乱れるのに乗じて3点。2回にはクリーンアップの3連続二塁打で2点を加え、試合を有利に進めた。

 炎天下の中、131球の熱投で2失点完投した田中瞬は大粒の汗を流しながら「蒸し暑かったが、走り込みをしたかいあって大丈夫でした。四球が多かったのでまだまだですが、2勝目を目指したい」と早くも2回戦に目標を切り替えた。

 小田大介監督も「田中が粘り強く投げてくれた。きょうは合格点です。この甲子園で1試合でも多く投げ、成長してほしい」と話した。

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