楽天・渡辺佳、難敵・二木攻略の先制V打 得点圏打率5割の勝負強さ発揮

ロッテに勝利し、笑顔でインタビューに答える楽天の美馬(左)と渡辺佳=楽天生命パーク
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 「楽天5-2ロッテ」(2日、楽天生命パーク宮城)

 楽天のドラフト6位・渡辺佳明内野手(22)=明大=が、難敵攻略の道を切り開く一打だ。

 両チーム無得点の二回1死三塁。ロッテ先発・二木が投じた低め直球をうまく拾い、中前へ運ぶ先制適時打。「先制のチャンスだったので、積極的にいった」という一打が打線に火を付けた。

 1死一、二塁となって堀内が右前適時打。さらに続く三回は、銀次の2ランなどで序盤に計5得点を挙げた。二木に対しては、この試合まで今季の対戦防御率0・92と抑え込まれていただけに、渡辺佳の勝負強さが光る。それを可能としたのが、平石監督が絶賛する対応力だ。

 打率・250ながら得点圏では打率・500と跳ね上がる。その勝負強さを指揮官は「打席の中での対応力が高いと感じる」と評する。平石監督が「直球とフォークの見極めが難しい」とする特徴に対し、「いつもより打席の前に立っていた」と渡辺佳は明かす。

 いつもは打席の一番後ろに立つが、この日は真ん中よりも投手寄りに立ち「それでフォークも落ちきる前に当たるかなと」とフォークへの不安を消した。

 また、移動試合のために試合前は自主練習となったが「(二木は)モーションが大きいので、自分も大きくタイミングを取る練習をした」と与えられた時間を有効に使い、試合に臨んだ。頼もしいルーキーの活躍で、チームも再び3位浮上となった。

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