プロ注目、智弁和歌山・黒川「完璧」先頭V弾 頼れる主将「甲子園で暴れたい」

 「高校野球和歌山大会・決勝、智弁和歌山12-1那賀」(29日、紀三井寺公園野球場)

 和歌山大会は圧倒的な強さを見せた智弁和歌山が12-1で那賀を下し、5季連続の甲子園出場を決めた。今秋ドラフト候補の黒川史陽内野手(3年)が初回先頭打者本塁打を放ち勢いをもたらすと、15安打の猛攻で相手を突き放した。元阪神の中谷仁監督(40)は初めての夏采配で日本一を目指す。

 頼れる主将が決勝戦で魅せた。今大会から1番固定。「先頭の自分が打つことで、チームが100の力を出せる」と攻撃の要になることを心がけていた黒川は初回、狙っていた直球を完璧に捉え、右翼へ豪快な先頭打者アーチを放った。

 「完璧でした。自分の仕事は“チームの空気を変えること”なので、よかったです」。黒川は四回にも中越え二塁打で出塁し追加点につなげるなど、先頭打者として優勝に貢献した。

 黒川の活躍は日々の努力のたまものだ。練習を怠らない姿に、チームメートも影響を受けている。「やっと結果につながってきた。甲子園でも暴れたいです」と意気込んだ主将。悲願の日本一を目指し、最後の夏を戦い抜く。

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