神奈川で波乱 横浜がノーシード相模原にまさかの逆転負け エース及川が乱調

8回、相模原に逆転を許した横浜・及川=横浜スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「高校野球神奈川大会・準々決勝、相模原8-6横浜」(25日、横浜スタジアム)

 4年連続出場を狙った横浜が、ノーシードの相模原にまさかの逆転負け。12年以来7年ぶりに4強進出を逃した。

 5点リードの七回、途中登板した及川が同点の2点適時打を許すなど、一挙5点を奪われた。直後の攻撃で、八回2死から及川の右越え三塁打から再び勝ち越したが、その裏に及川が打ち込まれた。八回、先頭の安打から犠打、死球で1死一、二塁。ここで2点三塁打、さらに犠飛を許して逆転された。

 九回、連続四球で無死一、二塁としたが好打者・度会が遊飛。後続も倒れ、敗退となった。

 プロ注目で高校球界の“ビッグ4”と呼ばれた及川は号泣。勝った相模原ナインもうれし涙を流した。

 1回2/3を3安打3失点の及川は「ベストではなかったですが、悪くはなかった」と振り返り、決勝打を浴びた場面については得意球のスライダーを打たれ、「ゲッツーを取りたいなと思ったが当てるのがうまかった」と唇をかんだ。

 進路については未定とし、「楽しいこともつらいこともあったが自分の人生の財産になる。横浜で野球ができてすごく成長できた」とうなずいた。

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