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大船渡・佐々木、完封で聖地王手 決勝は花巻東「次、勝たないと1回戦敗退と一緒」

 「高校野球岩手大会・準決勝、一関工0-5大船渡」(24日、岩手県営球場)

 ついに悲願まであと1勝だ!最速163キロ右腕で阪神などが今秋ドラフト1位候補に挙げる大船渡・佐々木朗希投手(3年)が準決勝・一関工戦に先発し、9回2安打の完封勝利。毎回の15奪三振で1998年以来の決勝進出に貢献した。聖地切符へ最後に立ちはだかるのは今春の岩手王者・花巻東。25日の決勝で私立の強豪を倒し、1984年以来の甲子園出場を決める。

 ファイナリストになった喜びもつかの間、佐々木はすぐに気持ちを切り替えた。「次、勝たないと1回戦敗退と一緒だと思うので。優勝しないと甲子園に行けない。次の試合、全力でいきたいと思います」。夢にまで見た大舞台が手の届くところまで来ても、気を緩めることはない。

 仲間がつないでくれたバトンをしっかりと受け取った。延長12回を194球かけて投げ抜いた21日の4回戦から、22日の準々決勝は“完全休養”。「他のピッチャー陣に頑張ってもらって。その分、だいぶ回復することができて。いい状態に持ってこられた」と、エースは淡々と抑えていった。

 序盤に四球で走者を許して足で揺さぶられたが「別にいいんじゃないですかね」と気にしない。初回2死二塁からこの日最速157キロを外角いっぱいに決め、見逃し三振を奪うと勢いに乗った。

 「力まずストライクを取りにいって、質のいいボールを投げてということを意識しました」と、毎回の奪三振ショーを演じた。六回2死の2番から八回先頭の6番まで5者連続K。昨秋には封印していたフォークを効果的に使い、相手打線をなで斬りにした。

 ここまで4試合に登板し、全29イニングで三振を奪った。積み上げた数は51で15・83と驚異的な奪三振率。この日も阪神など日米9球団の視察を受け、巨人・長谷川スカウト部長からも「リリースポイントがしっかりしている。ボールの質も抜群」と最上級の評価を受けた。

 最後にして最強の敵が待っている。25日に行われる決勝の相手は、春先から「私立高校を倒したかった」と目標にしていた強豪・花巻東。対戦経験は1年夏の1イニングだけでデータは少ないが「強いチームと当たるので、頑張っていきたい」。歓喜までの1勝を全力でつかみにいく。

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