池田・白川2回0封&一掃打 阿波の金太郎2世、投打で躍動

 「高校野球徳島大会・1回戦、池田10-0名西」(22日、オロナミンC球場)

 池田が10安打10得点のコールド勝ちで令和最初の夏を発進した。存在感を見せたのがプロ注目の最速143キロ右腕・白川恵翔投手(3年)だ。投げては先発で2回を無安打無失点。5番打者としては、二回2死満塁から左中間へ走者一掃の適時二塁打を放った。

 「球は高めに浮いていたけど、キレは良かったと思います」

 どっしりとした体格と豪快な投球が全盛期のエース・水野雄仁(元巨人)をほうふつとさせ、“阿波の金太郎2世”とも呼ばれる。この夏に向けて思い切った減量を敢行。一時89キロまで増えていた体重を80キロまで落として「体のキレが良くなった」と笑う。

 目指すは92年以来、チーム27年ぶりの夏の聖地。白川は「僕が0に抑えて、みんなで甲子園に行きたい」と力強く誓った。

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