楽天・則本昂、復活6回0封!連敗10で止めた

 楽天・則本
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 「楽天6-1オリックス」(9日、楽天生命パーク宮城)

 チームの窮地に、頼れる右腕が帰ってきた。3月の右肘手術から今季初登板となった楽天・則本昂。チームが10連敗中で巡ってきた復帰戦に「僕が止めてやるという気持ちでマウンドに上がった」と強い気持ちがほとばしった。

 女房役・嶋は「ブルペンでは気持ちも入って球が散らばっていた」と話したが、初回先頭の福田を空振り三振に斬って波に乗ると、続く大城も151キロの直球で見逃し三振。完璧な立ち上がりを見せ、二回2死二、三塁のピンチも抑えると、投球に安定感が増した。

 新人から6年連続2桁勝利を挙げてきた右腕が悲鳴を上げ「年々フレッシュな体で投げられていないと思ったが、突然だったので驚いた」と則本昂。それでも「また一歩自分が進化するために、フル回転するために」と決断した手術だった。

 プロ入り後、初めて経験するリハビリ。だが塩見、釜田、由規ら同じリハビリ組から勇気をもらい「その人たちがいたから楽しくできた」と感謝する。

 100球という球数制限の中、6回を3安打無失点に「自分のいる場所はここだなと。たくさんのファンの中で投げられる幸せをかみしめた」と話す。チームも連敗脱出で3位浮上。さらなる成長を遂げて帰ってきた右腕が加わり、逆襲への役者はそろった。

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