巨人・菅野が今季初完封 前回の大乱調から復活!ハーラートップタイ8勝目
「巨人6-0中日」(2日、東京ドーム)
右翼への大飛球を巨人・陽岱鋼がスーパーキャッチし、今季初完封勝利を達成。菅野は笑みをこぼし右腕を突き上げた。「ダイ(陽岱鋼)さんがよく捕ってくれた。味方のいい守備がたくさんあったので、最後まで投げきることができました」。前回6月23日のソフトバンク戦でプロ最短KOに沈んだエースが、リーグトップタイの8勝目。復活を果たし安ど感をにじませた。
屈辱から中8日。「空いた期間で、自分を見つめ直した」。初回の入り方と本来の直球を投げることをテーマにマウンドへ。前回は初回4失点。立ち上がりに細心の注意を払い三者凡退に抑えた。二回以降も伸びのある直球で中日打線を封じ、八回を投げ終え、続投を志願。最後まで球威は衰えず、女房役の炭谷も「これまでの真っすぐとは違う」とエース復活を感じ取った。
前回の大乱調から立ち直ったエースに原監督も「非常にいいきっかけになる。いい一歩を踏み出せた」。シーズン折り返しの72試合目で今季最多の貯金11をもたらした投球を称賛した。次回は中5日で8日の阪神3連戦初戦のマウンドに上がる予定。「まだ、1試合だけ。取り返せるように」。復活したエースは虎打線を封じて前半戦を締めくくる。