ヤクルト・村上“11球団制覇”王手弾!空砲も…高卒2年目球団新19号
「交流戦、ヤクルト5-6ソフトバンク」(20日、神宮球場)
結果を出した事実と、勝利に結びつかないもどかしさが入り交じる。一時は逆転弾となる19号2ランも空砲に。ヤクルト・村上は「一打席一打席、集中するのができることなので」と感情を押し殺した。
1点を追う二回無死一塁だった。同じ熊本出身の先輩・大竹の138キロの内角直球をジャストミート。3戦ぶりの一発を右翼席に放り込んだ。
高卒2年目までのシーズン19本塁打は、64年の高山忠克の18本を抜く球団新。数字には「意識はないです」と無関心を貫く。「一打席一打席を集中してやることで、結果はついてくると信じてやっている」。好成績にも19歳の姿勢はぶれない。
ここまでの交流戦5カード全てで本塁打を記録。今季はセ5球団からもすでに一発を放っており、21日からのロッテ3連戦(神宮)で“11球団制覇”がかかる。チームは昨季最高勝率に輝いた交流戦での勝ち越しが消えた。それでも村上は「明日からも、またしっかりやれれば」と前を向いた。有言実行の打撃で、ファンにまたアーチを届ける。