中日・松坂、中継ぎOK「チームのためならどのポジションでも」

 右肩炎症の影響で2軍調整が続く中日・松坂大輔投手(38)が19日、1軍での中継ぎ登板も辞さない決意を示した。21日のウエスタン・広島戦(ナゴヤ)で先発濃厚の右腕は「チームのためになるのであれば、どのポジションでも力になりたい」と考えを語った。

 松坂の口から出たのは驚きの言葉だった。「先発をやりたい気持ちはありますけど、チームのためならどのポジションでも力になりたいなとは思います」。先発として確固たる地位を築いた男が、仕事場を変えても構わないと言うのだ。

 中継ぎの経験がないわけではない。日本球界では計15試合で3勝1セーブ、防御率3・76。さらにメジャー時代には計26試合で1勝1敗1セーブ、防御率3・82の数字を残している。だが「中継ぎは簡単なポジションではない」と自身も承知の上。それでも苦しむ竜を支えたい。18日現在で救援陣の防御率はリーグワーストの4・08。今季も泣きどころとなっている。

 さらに自身の状態の良さも発言を後押ししている。「現段階では去年よりいい」。その証しの一つがブルペンに入る回数。「昨年は登板間に入ることもほとんどなかった。(今年は)入ろうかなと思える状態」。この日もナゴヤ球場のブルペンで変化球を交えながら54球を投じ調整した。

 次回登板は中6日で21日のウエスタン・広島戦(ナゴヤ)。「球数とイニングをできるだけ長く投げていけるようにしたい」と意気込む。現実的には故障明けの松坂を連投が必要な中継ぎで起用する可能性は低い。だがどのポジションでも1軍の戦力になるには実力で示すしかない。

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