ソフトバンク・バンデンハーク、悪夢の六回 五回まで完全投球も一挙に4失点
「交流戦、ソフトバンク-中日」(4日、ヤフオクドーム)
今季初登板だったソフトバンクのバンデンハーク投手にとって悪夢の六回となった。この回途中4失点で降板した。
パーフェクト投球から一気に状況が暗転した。5回までは完ぺきだった。打者15人、奪三振は毎回の8個を積み上げた。
味方打線も5点の援護をくれた。しかし、六回表の1死、中日8番の加藤を二ゴロに仕留めたかに見えたが、二塁手の川瀬が痛恨の失策。完全投球がストップすると、ここから流れが変わった。続く京田に初安打を許すと、1番の遠藤にも左前打を浴びて1死満塁のピンチを背負った。
ここで中日は代打に堂上を送る。粘られた8球目、151キロの直球を左翼スタンドに運ばれた。1点差に迫られる6号グラウンドスラムを浴びたところで交代となった。勝利投手の権利こそ持ってマウンドを降りたが、その表情は険しかった。