星稜・林監督に指導禁止処分 サイン盗み疑い抗議で

 今春の選抜高校野球大会で、サイン盗みを疑って異例の抗議を行い、日本高野連に謝罪した星稜の林和成監督(43)について、同校は15日、野球部の山下智将部長(37)とともに懲戒処分とすると発表した。林監督は春季北信越大会が終了する6月4日まで指導が禁止となる。4月20日に開幕の春季石川大会では、山下部長が監督として指揮を執る。

 林監督は選抜大会2回戦の習志野戦で、二塁走者が捕手のサインを盗んで打者に伝えていたとして、敗戦直後に習志野の監督に抗議。異例の行動で、日本高野連に謝罪する事態となった。その後、学校に無断で週刊誌の取材を受けたため、4月上旬から部員の指導を自粛していた。同校は一連の言動などを問題とし、処分を決めた。

 星稜は甲子園大会に春夏通じて32度出場し、準優勝の実績もある。今春の選抜大会では、優勝候補の一つに挙げられていた。

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