日本ハム、大胆“メジャー流シフト” 筒香の打席で超異例外野手4人!
「オープン戦、DeNA2-2日本ハム」(21日、横浜スタジアム)
栗山ファイターズが大胆な“メジャー流シフト”を敢行した。場面は1-1で迎えた四回1死。筒香が打席に入ると、三塁手・浅間が左翼の定位置付近に移動した。左翼手・王柏融は左中間へ動き、中堅手・西川は右中間へ。外野手は超異例の4人態勢となった。
結果は上沢が146キロ直球で空を切らせ、空振り三振。六回2死でも同シフトで勝負を挑み、左中間へ短打を許した。試合後、栗山監督は「ボールがいくところがデータとして出ているなら、そこに守るだけなんだよ」と意図を説明し、続けて公式戦でも実行していく可能性を明かした。
「できることはやりたいと思っている」
今年2月の米アリゾナキャンプ。業務提携先のレンジャーズからベンチコーチを務めるドン・ワカマツ氏が訪問し、外野4人シフトに関しての戦略論を交わした。「今アメリカが何をしているのか…。全然、先をいっているよ」。この日の試合は九回に同点に追いつかれ、引き分け。だが、多くの収穫を得た。