広陵vs八戸学院光星は“ナカイ”対決 広陵・中井監督「全力を尽くすだけ」
「選抜高校野球・抽選会」(15日、オーバルホール)
4度目のセンバツ優勝を目指す広陵(広島)は“ナカイ対決”から始まる。第4日第2試合で仲井宗基監督(48)が指揮を執る八戸学院光星(青森)との対戦が決定。中井哲之監督(56)は「全力を尽くすだけ」と力を込めた。
光星学院(当時)時代の11年夏から3季連続で甲子園準優勝に導いた仲井監督とはこれまで対戦がない。「強打のイメージ。(先発が)行けるところまで行ってつなぎたい」。優勝した昨秋東北大会のチーム打率・357と強打を誇る八戸学院光星相手に、指揮官は最速148キロの河野佳投手(3年)を軸とした投手陣のできを勝利のポイントに挙げた。
昨秋の神宮大会で星稜にコールド負け。その敗戦がもたらしたのは意識改革だった。練習後のミーティングの締めは「日本一しかない」という言葉。中井監督は「過去にないこと。本気で日本一を獲るという気持ちで練習できた」と振り返った。
昨夏の甲子園メンバーが10人残り、高い総合力で優勝候補の一角にも名前が挙がる。「サクラの広陵」が聖地で暴れ回る。