堀内恒夫氏 巨人・沢村の先発転向は「荒療治」「気持ちを変えさせるため」

 野球評論家の堀内恒夫氏が27日、ブログを更新。前日に先発転向が決まった巨人・沢村拓一投手にエールを送った。

 沖縄・那覇キャンプを訪れていた堀内氏は「実は昨日ブルペンをのぞいた時にね 沢村が2軍に行くって話を耳にしてはいたんだ」と明かしたうえで、「今年に入っても全然変わらないでしょ。課題が克服できていない」と状態を分析した。

 昨季は安定感を欠き、今キャンプの実戦も2試合連続で失点。先発転向を決断した首脳陣の思いに触れ、「首脳陣は『気持ちを変えさせなきゃ』そう思っていたと思うよ だから今回荒療治に出たんじゃないかな 決断したんだよ」とつづった。

 ルーキーイヤーは先発として200イニングを投げ、11勝。16年にはセーブ王にも輝いた実力者。堀内氏は「気持ちを変えさせるために先発に転向させた。首脳陣だってね 心の中じゃ『このバカタレが!同じことを繰り返してばかりでお前はもう終わりだぞ!』くらいは思ってるぞ、きっと(笑)」としながら、「沢村をかばうわけじゃないけどピッチャーとして生きていく間にはどうしようもなく行き詰まることってあんのよ。そこを打破して乗り越えてこそ本当のピッチャーになれる。俺はそう思ってるよ」と、フォローも忘れなかった。

 OBとして、後輩へ愛情たっぷりにメッセージ。「監督ともしっかり話をしたみたいだし 今回のことを良い意味に受け取って頑張って這い上がってこい、沢村!俺は待ってるからな!」と締めくくった。

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