侍J稲葉監督「対戦したくない」台湾の大王・日本ハム王柏融を警戒

 「練習試合、阪神4-4日本ハム」(17日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 侍ジャパンの稲葉監督が阪神のキャンプ地・宜野座を訪れ、日本ハムとの練習試合を視察した。試合終盤に対応した指揮官は、4番に座り二塁打を含む2安打を放った日本ハム・王柏融について「やっぱり対戦したくないバッターの1人」と要警戒マークをつけた。

 初めての日本球界でも変わらぬ技術の高さに、目を見張った。台湾プロ野球で2年連続打率4割をマークし、17年には同球界史上初の三冠王を達成した助っ人。左右に打ち分け、額面通りの打撃を見せる姿に「彼は対応能力がある。(日本に)適応するでしょう」と、1年目からの活躍を確信した。

 日本ハムでの飛躍は、代表戦でさらにやっかいな相手となることを意味する。台湾とは11月開催の国際大会「プレミア12」の1次ラウンドで激突する。「彼をどう打ち取るか。この1年をかけて考えていかないといけない」。実力は“本物”と見立てた指揮官。視察を重ね、丸裸にする。

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