「ヤクルト春季キャンプ」（１３日、浦添）

　ヤクルト・青木宣親外野手（３７）が１３日、気合十分の丸刈り頭を披露した。休日の１２日に散髪に行き、部位によって３ミリと５ミリに長さを変えたこだわりヘアに。「いつもフレッシュな気持ちでやりたいから。今日は二度見する人が多かったね。気合？そういうふうに取ってもらえたら」と笑った。

　メジャーから復帰２年目。調整はすこぶる順調だ。昨年は日本の投手への適応を考えて早めの準備を進め、１８日に初実戦に臨んだ。その心配がなくなった今年は「早く出たりしなくていい」と第４クールから実戦出場の予定。「練習の中で確実性を上げていきたい」というテーマで臨む第３クール初日のこの日も、室内でみっちりと打ち込んだ。

　グリップを細くした新バットの感触も上々。「ちょっとヘッドが重く感じる。これを扱えるようにと思っている」と意欲をにじませた。視察した阪神・掛布ＳＥＡからも「青木を見ていてもいい状態を保っている」と名前が挙がったベテラン。髪形も新たに今季もチームをけん引するべく、挑戦と進化を続けていく。