ロッテ・平沢が豪快本塁打「何事も一発目が大事」遊撃レギュラー争いアピール
「練習試合、ロッテ22-0ラミゴ」(9日、石垣市中央運動公園野球場)
平沢が豪快な1発を放った。一回2死二塁。右腕・翁の初球、変化球を見送っての2球目。外寄りの球をジャストミート。
打球は伸びて、バックスクリーンへ飛び込んだ。「ファーストスイングで捉えられた。何事も1発目が大事ですから」と力強い打球を振り返った。
この日のラミゴ戦、「9番・遊撃」でスタメン出場した。昨季、新人の藤岡が143試合に遊撃で出場。平沢は外野(右翼)に回った。「出場できればどこでも」とは言うが、本音は遊撃で勝負だ。
その藤岡が今キャンプ、右足の故障で出遅れている。平沢はキャンプでは遊撃に重点を置いて遅くまで汗をかいている。「いまは(遊撃で)ボクが1番手の気持ちでやっています。1つ1つのメニューを意識を高くもってやっていきたい」。
三回には内野安打、五回は四球を選んだ。アピールは長打だけではない。1つ1つのプレーに集中する。
今年でプロ4年目となる。遊撃手の松田が入団し、外野もライバルがそろう。ウカウカできない。井口監督も平沢の“思い”を感じている。藤岡が戻れば横一線だが、「いまがチャンス。アピールすることが大事」と話している。
体重が75キロから80キロに増えてパワーも増した。平沢、1発目の関門をクリアして次の段階をにらむ。