プロ野球は２月１日、一斉にキャンプインを迎える。

　オフシーズンを経て、野球ファンにとっては待望の球春到来。３月２９日の開幕戦に向けて新戦力やブレークを目指す若手、復活をかけるベテランがどういった動きを見せるのか。各球団の注目選手を挙げていく。

　◆セ・リーグ

　【広島】リーグ４連覇を目指す今季。新井や丸が抜け、新戦力で大きな注目を集めるのが巨人から加入した長野だ。人柄を含め、カープファンからも歓迎ムードが高まっており、レギュラーとして実力を発揮すれば人気が爆発しそうだ。

　【ヤクルト】２年目村上の飛躍に期待が集まる。昨季はイースタン・リーグで１７本塁打、１軍でもプロ初打席初本塁打を放った。青木、山田哲、バレンティンら強打者ぞろいのチームで、左の長距離砲はどのような成長曲線を描くのか。

　【巨人】大型補強でチームの顔ぶれは大きく変わったが、その中でも目玉は広島からＦＡで加入した丸。他選手への影響力を含め、さまざまな効果が期待される。丸を中心に、外野のレギュラー争いも加熱しそうだ。

　【ＤｅＮＡ】ドラフト１位・上茶谷（東洋大）への期待度は大きい。今永、浜口、そして昨年の東と毎年のようにルーキーが活躍。その流れに続けるか。

　【中日】故障で２軍スタートとなったが、やはり注目度ナンバーワンはドラフト１位・根尾（大阪桐蔭）。野球に取り組む姿勢を含め、スーパースターになる可能性を秘めた逸材。１軍合流時期を含め、ファンや報道陣の視線が注がれる。

　【阪神】虎党が願う藤浪の完全復活。昨季は９月以降４戦３勝と結果を残しており、今季はより期待感が高まる。西やガルシアが加わり層が増した先発陣。藤浪が本来の実力を発揮するようだと、上位進出の道は開けそうだ。