巨人・菅野、自身へ太鼓判 今年初ブルペンで万全アピール

 巨人・菅野智之投手(29)が29日、宮崎市内で行われている合同自主トレで今年初めてブルペン入りし、自身の状態に太鼓判を押した。小林誠司捕手(29)と組み、変化球を交え計41球。「今のところ、見える課題が見つからないっていうぐらい状態がいいです」と2月1日のキャンプインを前に、万全をアピールした。

 力強い白球が次々と小林のミットに吸い込まれていく。今年初めてのブルペン投球。制球、球威ともに桁違いの内容で、周囲を驚かせた。長くバッテリーを組んできた小林はたまらず「えぐい、ヤバイ」と漏らし、エースの投球に驚嘆した。

 自身も現状には納得の表情だった。直球だけでなく、ほぼ全ての球種を投げ分けた。「今のところ、見える課題が見つからないっていうぐらい状態がいい。自分が思っている通りの仕上がり」。言葉に充実感がにじんだ。

 2年連続沢村賞を獲得しても、向上心は衰えていない。キャッチボールの際には2段モーション気味に左足を上げる。「横の時間を長く使う、ゆったり力感なくというのがテーマ。意識付けとしてやっている」。体重移動の向上にも余念がない。

 今年30歳を迎えるエース。「年齢を重ねるごとに体力的には落ちていくかもしれない」としつつ、「技術と経験でカバーできているんじゃないか」。円熟期にさしかかっても、進化を止めるつもりはない。

 そんなエースの姿は、後輩たちの糧にもなっている。田口や高田らが菅野に近づき、熱心に話し込む場面が何度もあった。後輩の質問を歓迎し、惜しみなく助言する。目指すは5年ぶりのV奪回。投手陣の大黒柱が、万全の状態でキャンプインを迎える。

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