センバツ出場 松山聖陵監督が体罰か

 私立松山聖陵高は28日、春の選抜高校野球大会に出場する野球部の男性監督(37)が、部員の頭を小突く映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されていると明らかにした。監督は同校の調査に「厳しい指導を反省する。今後は説諭する指導をしたい」と話したという。

 同校によると、動画は昨年9月ごろ、松山市内の野球部宿舎で撮影されたとみられ、監督が1年生部員の顔をつかみ、頭を壁にぶつける様子が写っている。生活態度について注意していたとみられる。春の大会出場が決まった25日夜、ツイッターに投稿された。

 同校は26日午前、動画を確認し、監督に聞き取り調査した。動画の削除依頼や投稿者の特定はせず、動画に写っていた部員への聞き取りもしない方針。県高野連には28日、報告した。

 渡部正治校長は「暴力ではなく、指導の一環だ。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えており、処分は高野連の判断に委ねる」と話しており、監督は28日以降の練習参加を当面の間、控えるという。

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