巨人と再契約した上原浩治投手（４３）が２６日、都内でアンバサダーを務めるスイスの高級時計会社「ゼニス」のトークショーに出席した。メジャーから復帰した昨季は３６試合の登板にとどまったが、今季は鉄腕復活を宣言。マイペース調整で仕上げていき、開幕１軍を目指す。

　チーム最年長右腕がフル回転を誓った。昨年１０月にクリーニング手術を受けた左膝も「順調に回復しています」と経過は良好。２月からの春季キャンプは２軍スタートながら「自分のペースでやらせてもらえる」と歓迎した。４月に４４歳を迎えるベテランでも向上心は尽きない。「５０試合ぐらいは投げたい」と目標を掲げた。

　原辰徳監督（６０）は「重要な役割を持った状態で戦ってほしい」と上原に伝えており、起用法を勝ちパターンに絞る意向だ。「１年間、１軍にいることが大事」と背番号１９。まずは体を万全な状態に戻し、勝利の方程式の一角としてチームに貢献する。