阪神淡路大震災から24年 オリックスが黙祷 田口コーチ「僕の中では風化しない」

神戸の方向に向かって黙とうを捧げる藤井2軍打撃コーチ(左から2人目)、右は田口野手総合兼打撃コーチ
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 阪神・淡路大震災から24年となる17日、オリックスは西村徳文監督ら約50人が大阪市此花区の舞洲バファローズスタジアムで神戸の方角に向いて黙とうをささげた。

 1995年当時の主力選手だった田口壮野手総合兼打撃コーチは「この日が近づいてくると“また1年たったな”という思いになる。この日が来ると複雑な気持ち。僕の中では風化していない。少しずつ変わっていくけど変わっていない部分もある。経験したことを伝えていかないと、と毎年思います」と話した。

 24年がたち、当時生まれていなかった選手も増えた。「経験した者でしか分からない。勝ったときにはあの時以来となる。結果を出してそういう話ができたらいいと思う」。

 チームは1995年のリーグ優勝、1996年の日本一以来、優勝から遠ざかっている。「われわれが出来るのは野球をすることだけ。ファンの方、被災者の方を勇気づけられることを経験している。一生懸命野球をやって、より触れあって、いいプロ野球、近い存在でありたい」と被災者に寄り添えるプロ野球の在り方を熱く語っていた。

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