ロッテ・ドラ1藤原、感謝の一発放つ 最後のグラウンドに別れの120メートル弾

 ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭=が6日、大阪・大東市の同校野球部グラウンドで自主トレを公開。フリー打撃では、打球が約10メートルの右翼防御ネットを越えて駐車場の車の屋根を直撃した。推定120メートル弾だ。

 「あそこまで飛ばしたのは2本目くらいですかね。(車の持ち主に)申し訳ないことをしました…」

 8日には浦和寮に入寮する。鍛えてくれたグラウンドに別れを告げる感謝の一発となった。「レベルの高い世界に入る。甲子園を目指してやってきたが、これからはもっと上をの気持ちでやる」

 年末に高校の先輩、西武・森友哉捕手(23)からアドバイスを受けた。「下(半身)の使い方です。左の股関節の入れ方。お尻が大事で、打球を捉える確率が上がりました」

 使用した木製バットは通常より70グラム重い950グラムで、グリップは細めだ。「スイングスピードの強化です」と狙いを明かした。

 今年の1文字には『成』を掲げた。「1年目からプロで成長できるように」。藤原が前を見据えて言い切った。

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