日本ハム清宮、勝負の2年目へ新年の誓い 王氏&松井氏超え本塁打で日本一奪還へ

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が6日、デイリースポーツのインタビューに応じ、新年の誓いを立てた。目標に掲げたのは、偉大な先輩2人が残すプロ2年目の本塁打数を超えること。ともに巨人の王貞治(現ソフトバンク会長)17本、松井秀喜(現ヤンキースのGM付特別アドバイザー)20本を上回る活躍で、3年ぶりの日本一奪還を目指すチームに貢献する。

 -今季は勝負の年。

 「去年1年間、やったものをしっかり生かさなければいけません。数字というか、しっかり日本一というか。リーグ優勝の時に中心にいたいと思います」

 -昨年7本塁打で母校・早実の先輩、王貞治氏の1年目の本塁打数に並んだ。以前から、通算868本塁打を目標に掲げている。

 「やっぱり、打ち続けないといけないなという気持ちはあります。(2年目の17本塁打は)超えていきたいです。もっと貪欲にいきたいなと思います。僕が打てていない時(王会長に)ヤフオクドームでお会いして『誰もが通る道だ』と声を掛けていただいて。いつもいい言葉をいただいてありがたいです」

 -松井秀喜氏の2年目は20本塁打だった。

 「そこはある意味、分かりやすい目標になってくると思います」

 -プロ1年目の昨シーズンを振り返って。

 「早かったなと思います。毎年ちょこちょこケガはしていたんですけど、こんなに何回も重なるというのはなかったですし…。3月のオープン戦中にやった限局性腹膜炎は虫垂炎よりひどくて、盲腸のレベルでしたから」

 -手術するかどうか、という感じだった。

 「最初は手術する気でいたんですよ。球団から『もう少し待ってくれないか』ということだったので、やらなかったんですけど。そうしたらだんだん経過も良くなっていったという感じで、良かったなということに尽きますね。そんなに大きな手術ではなかったと思うんですけど、どれくらいの規模なのかはやってみないと分からないと言われていました。良かったですね…」

 -入院中、病室の中では何をしていた?

 「ボーッとしていたかな(笑)。もう絶食ですよ。ずーっとおなかがすいていました。卒業式の時はガリッガリで。病院にいる時は点滴をしていたので、なんとかなっていたんですけど…。卒業式の時は何もなかったので、結構キツかったです。おなかは鳴っていました。痩せたかったらオススメです(笑)」

 -昨季残した成績。

 「(打率が)2割台で良かったなと、そんな感じですね。本当にふがいなかったです。細かいところでレベルの差を感じました」

 -印象に残る打席。

 「いろいろありますね。ありすぎるな。ヤフオクで本塁打を打った(9月24日・ソフトバンク戦)前の日に、最終回のチャンスの場面で回ってきて、(森から)三振して…。ああいう打席はむちゃくちゃ印象に残っています。悔しかったです。打ったら逆転の場面でしたし、あれ以上の場面てなかなかないじゃないですか。もうめっちゃ悔しかったです」

 -CSファーストSはネクストバッターズサークルで終戦。

 「もちろんその時は集中していましたし、勝つ気でいたんですけど…。まだ戦力になれていないというか、そういう気持ちでいました。まだ僕がいるにふさわしい場所じゃないなと感じましたし、まだまだ力不足だなと。雰囲気もそうですけど、ベンチにいながらもそう思っていました」

 -ドラフト1位・吉田輝(金足農)をはじめ、高卒の後輩が入ってくることについて。

 「どんな子なのかなとか、どんなプレーをするのかなとか。(吉田君は)結構マスコミにも慣れているかなと思いますし、何か聞かれれば答えるという感じかなと思います。暗黙のルールとか、元々分からないから聞きようもないと思うので、その辺も言ってあげられればなと思います」

 -最後に、ファイターズファンへ抱負を。

 「昨年1年、応援をありがとうございました。昨シーズンは本当にふがいない結果で、なかなか期待に応えることができなかったんですけど、今年は進化した僕を見せたいと思います。ぜひ球場に足を運んでください。よろしくお願いします」

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