“カズオ流”でさらなる飛躍を目指す。昨季の新人王に輝いた楽天・田中和基外野手（２４）＝が３日、今オフの自主トレを１人で行い、現役を引退した前楽天の西武・松井稼頭央２軍監督（４３）に教わったメニューを継続していく考えを示した。

　「今年は１人で自主トレをやります。去年、稼頭央さんと一緒にやっていたメニューがあるので」と田中。昨オフに自主トレをともにし、新人王獲得の礎となった“師”の教えを続けていく構えだ。

　メニューはキャッチボールやノックなど基礎重視のシンプルなもの。だが他選手との合同自主トレも考える中で「今年は変化をせずに、自分の形を作りたかった」と話す。侍ジャパンにも選ばれた新星が、さらなる飛躍へ孤高の道を歩む。