巨人・原監督「まだまだやれる」岩隈にエール「ファンとして後押し」

巨人・原辰徳監督(左)と笑顔でタッチを交わす巨人・岩隈久志=東京都千代田区のホテルニューオータニ(撮影・中田匡峻)
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 巨人は19日、今季まで米大リーグ、マリナーズに所属していた岩隈久志投手(37)と正式契約を締結。入団会見には原辰徳監督も同席し、満面の笑みを浮かべた。

 原監督は「僕はいつもクマさんと呼ぶ」と前置き。世界一に輝いた09年のWBCではエース級の活躍をしたこともあり、「一番印象に残る選手。(けがで)やや逆風が吹いて苦しんでいるが、逆にエネルギーを蓄積して現在にいると聞いたのが9月くらい。監督になると決まり、ぜひメンバーの一員に加わって勝つという責任を持って戦ってもらいたいと思った」とうなずいた。

 近年はけがで苦しんでいた右腕の活躍に太鼓判。「メジャーが第2の人生なら、(巨人の一員として)第3の野球人生として大いに羽ばたいてほしい。岩隈ファンとして、ともに後押しできたら」とバックアップを誓った。

 岩隈は「原監督から直接、『来年優勝するために戦力として戦いたい』と真心、言葉をいただいた。熱い気持ちにお答えしたいとジャイアンツ入団を決断しました。来季はメジャーで培った経験を生かし、若手の手本になるようなプレーをできるよう優勝目指してチームに貢献できるようがんばります」と抱負。コンディションは回復していると強調し、「監督がおっしゃいましたように、いいコンディションで投げられれば、僕自身もまだまだやれると思っているので、結果は出せると思います」と自信をにじませた。

 岩隈は2011年以来の日本球界復帰。背番号は21に決まった。

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