長嶋氏、入院先からコメント「まさにジャストミート」 ロッテ・井口監督を祝福
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(82)が4日、東京都内で行われた「第20回ゴールデンスピリット賞」の表彰式で、受賞者に祝福のコメントを寄せた。プロ野球人の社会貢献活動を表彰するもので今年はロッテ・井口監督が受賞。長嶋氏は胆石の治療のため7月から入院中で、司会者がコメントを代読した。
「井口さんはこの賞が発足した頃から受賞者の有力候補として名前が挙がっていました。受賞は時間の問題とみられていたのですが、大リーグに転身されたことで一時空白となっていました。長年にわたる幅広い社会貢献活動は、20回という節目で受賞されたことは、まさにジャストミートだと思います。井口さん、おめでとう」
1960年から札幌市立山の手養護学校の訪問を続け特別賞を受賞したソフトバンク・王貞治球団会長と巨人・吉村禎章打撃総合コーチには「王さんは、まさにプロ野球選手の社会貢献活動としては草分け的な存在と思います。その王さんの偉業をしっかり受け継いでいるのが吉村さん。お二人の特別表彰にあらためて敬意を表します」などと、メッセージを伝えた。コメントはスクリーンにも表示され、締めくくりには長嶋氏の直筆のサインも記されていた。
巨人の山口オーナーは1日、長嶋氏は順調にいけば年内にも退院する見通しであることを明かしている。