ロッテ井口監督の活動を表彰 過去に心臓移植手術も支援

 ロッテ・井口資仁監督(44)が4日、「第20回ゴールデンスピリット賞」の表彰式に出席した。

 プロ野球人の社会貢献活動を表彰するもので、井口監督はアマ時代の97年に故郷の西東京市役所へ車いすを寄付。現在まで21年間、社会貢献活動に取り組んできたことを高く評価された。

 その内容は児童養護施設や高齢者介護施設の訪問、福島県須賀川市や熊本県宇土市への寄付や野球教室実施などの被災地支援、西東京市体育協会への寄付などのスポーツ振興・地元支援。さらには「スーパーレディースデー」を企画して募金活動や寄付を募るピンクリボン啓蒙活動と多岐にわたる。

 ホワイトソックスに所属していた07年4月、心臓移植手術を受けるため、シカゴの病院に入院していた松本拓也氏(当時12歳)の手術費用として100万円を寄付。無事に移植手術が成功すると、松井秀喜氏が所属していたヤンキース戦にも招待し、激励を続けた。

 表彰式には松本氏も駆けつけた。「井口監督には生きることへの希望をもらいました。生きていることは当たり前のことではありません。健康に過ごせている毎日に感謝しながら過ごしたいと思っています。支援してくれた多くの方に感謝の言葉を贈りたいと思います」とあいさつ。井口監督は穏やかな笑みを浮かべ、頭を下げた。

 井口監督は「今後も勇気、感動、希望を与えられるように野球人として貢献していきたい」と気持ちを新たにしていた。

 また、王貞治氏(ソフトバンクホークス・会長)と吉村禎章・巨人打撃総合コーチが「特別賞」として表彰された。

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