日本ハム・ドラ1吉田、則本になる 「尊敬」右腕のような新時代の大投手へ

 日本ハムにドラフト1位指名された吉田輝星投手(17)=金足農=が15日、秋田市内で入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1000万円で仮契約した。最速152キロ右腕は5年連続最多奪三振のタイトルを獲得している楽天・則本昂大投手(27)を目標の投手に掲げ、カットボールとツーシームの2種類の新球も習得中だと明かした。

 平成最後の夏の主役から、新時代の野球界を担う大投手へ。仮契約を結び、プロ選手としての第一歩を踏み出した吉田は「則本選手を尊敬しています」と目指すべき存在の名を明かした。

 プロ入り以来6年連続で2桁勝利を挙げ、5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得した右腕について、吉田は「(投球時の)沈み込みが深いというか、下半身の使い方がうまい」と活躍の理由を独自に分析。さらに、直球の腕の振りで変化球を投げられることも理想の形。「参考にしています」と今後も研究を続ける構えだ。

 1年目シーズンは「1軍で投げることを目標に頑張る」と宣言。そのために2種類の新球習得にも励んでいる。イメージは直球の軌道から小さく変化するカットボールとツーシーム。「直球ともう一つ武器になる球が必要だと思う」。開幕前の完全習得を目指し、現在は金足農のグラウンドで汗を流している。

 「(家族には)今まで自分を育ててもらったので、これからのプレーで恩返ししたい」

 交渉の席ではお金の使い方や、休日の過ごし方など野球以外にも話が及んだという。「大谷を例に出しながら話をした」と大渕スカウト部長。スターの系譜をたどる21世紀生まれの逸材は、表情を引き締めて未来を見据えた。

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