日本ハムからドラフト１位指名された吉田輝星投手（１７）＝金足農＝が１５日、秋田市内で入団交渉に臨んで契約金１億円、年俸１０００万円で仮契約した。

　交渉後、緊張の面持ちで会見場に現れた吉田は「ファイターズに入るまで、これからの時間は短いなと思いました」と現在の心境を説明。「とりあえず１軍で投げるということを目標に頑張りたいなと思います」とプロ１年目の抱負を語った。

　今夏の甲子園では“金足農旋風”の主役として８８１球を投げ抜き、準優勝に貢献。栗山監督は即戦力として期待し、早ければ２月中旬に沖縄・国頭で行われる１、２軍合同の紅白戦で実戦デビューさせる可能性もある。

　目標はルーキーイヤーから先発ローテの一角を担い、チームを日本一奪還に導くこと。最速１５２キロ右腕は「球界を代表するような投手になりたいと思います」と力を込めた。（金額は推定）